結果を見るな、原因を見よ
国語ができる子は頭が良くなる。
全ての情報は国語を通して入ってくるからだ。
この迫力ある言葉で締めくくられていた
「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」
という本の一節。
本を読むことを
学習の第一としてしている私には
あまりにも大きく響いたフレーズでした。
さて、こちらの本ですが、
教育書と思って手に取ってみましたが、
内容は完全なるビジネス書でした。
しかし、ビジネス書といえども最近流行りの
軽くて読みやすい類のものではなく、内容が重くとてつもなく奥深い良書でした。
単に方法論が羅列されている軽薄な類書とは異なる質感。しばらく余韻にひたれて、
感情の奥深いところに触れさせてもらえ、
それはまるで考えさせられる小説の読後感と同じでした。
ところで、本のタイトルにあるように、私もこの本に線を引く箇所を考えてみました。
その箇所はここです。
中身を読むな、背景を読め
結果を見るな、原因を見よ
この言葉は、本の内容を端的にまとめたフレーズと判断。
しかしそれだけでなく、
勉強や仕事、人間関係に至るまで何にだって当てはまる言葉。
普遍的な事柄であり、成功哲学でもあります。
私は塾講師。良かれ悪かれ結果だけを気にしてしまうのでは、生徒たちの成長はそれほど期待できません。
それよりも、なぜそうなったのか?
しかもその原因を指導者たる自分自身に見い出すことができれば、生徒のためになり次につながります。
人は結果が出てしまうと、もうそのことについては考えなくなるもの。そうではなく、常にその原因を考えるクセづけをしていきたいものですね。
いい本に出会えた時って実に気持ちが良いものです。
最近、皆さんが出会えた素敵な一冊はどんな本ですか?
<書籍情報>
一流の人は、本のどこに線を引いているのか
著者:土井英司
出版社:サンマーク出版
2017/05/24 Category | blog