ジャニスが塾に来た

昨日はジャニスが塾に来ました。

と言っても、本物ではなく、そっくりさんです。
現代にタイムスリップしてきたかのようなそっくりさん。
ジャニスとはアメリカの女性ロッカー、ジャニス・ジョプリンのこと。

塾にやって来たジャニスは、ヒッピー風なファッションを現代にアップデートさせた感じ。
これだけでもジャニスらしいのですが、何よりもジャニスらしいところが「思考」でした。

縦に掘り下げ、横に広げられるその思考。思考の世界がとてつもなく広いのです。
その世界は、脳科学、AI、経営、薬物、教育、感情、社会情勢、アートなど多岐に渡り、ちらりと見え隠れする社会的弱者へのシンパシー。

聴く者を全く飽きさせません。

声も綺麗(本物のジャニスはしゃがれ声)で、話し方も断然うまい。なおかつ詩的なのです。言うまでもなく私は彼女にロックされました。

途中、私が尋ねました。

「ジャニスみたいですね」

しかし、彼女はジャニスを知りませんでした。

私には好きな言葉がいくつかあります。
その一つがこれです。

「自分の経験しか、本当の情報にならない」

今日の彼女のお話は本当の情報でした。

きっと、相当、苦労を重ね、本を読み、物事の本質を探し続けた人生を送ってきたのではないでしょうか。一つ一つの話が繊細で慈しみを感じました。

そんな彼女は
有名フォトグラファー事務所「hareru」の経営者。
その元で働くスタッフたちはさぞかし刺激的でしょう。これならクリエイティブな思考になれますよね。
実はスタッフも来ていましたが、みんな笑顔が素敵なのです。
心の底から、ジャニスとの仕事を楽しんでいる様子でした。楽しいことを追い求めていると、こんなにも素敵な顔になれるのか、という事まで教えてもらえました。

彼女たちが塾を後にしてから、スマホでジャニスを検索し、早速ヘッドフォンをしてプレイ。音量を上げてジャニスの声に身を委ねる。人の痛みがわかるジャニス、きっと繊細な心の持ち主だっだのだろう。「相手の気持ちがわかる人にならなければ」と、ジャニスの「Summertime」を聴きながら思いました。

余談:この日の夜、事務所のスタッフからラインを受け取りました。なんと、ジャニスそっくりさんは、誕生日がジャニスと同じだったことが判明。しかも若い頃に、誰の曲かも分からず気に入ってなんども聞いていた曲が、ジャニスの曲だったことも。これは一体なんだろう?偶然にしては出来すぎ・・・。脳をパーコレーションして気づきを得たいと思います。


2017/06/14 Category | blog 



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