「気づかせる」指導が生徒の自主性を引き出す

 今秋このブログでも書かせてもらいましたが、まなび研究所の卒業生たちが活躍しているのは嬉しいですね。
 今週も高校生が報告に来てくれました。背が伸びた彼は、中学生のときの面影はほとんどなく、一瞬誰なのか考えてしまうほどの変貌ぶり。そして何よりツヤツヤした表情がいい。丁寧な言葉遣いで、近況を報告してくれました。自ら選んだ次の進路でもきっと活躍するだろうと、瞬時に相手を魅了するオーラが出ていました。大きく逞しく成長した様子を見せに来てくれたことが本当に嬉しかったです。

 その卒業生たちがしてくれる共通した話題があります。それは「勉強会」。これがどれだけ自分の可能性を高めてくれたかをみんなが語ってくれるのです。今週の生徒も同様でした。長時間勉強する忍耐力、継続することによる弱点克服、時間の使い方、モチベーションの保ち方など生徒によって内容は異なるけれど語りっぷりはみんな同じ。「勉強会」で身に付けた勉強をするための仕組みが、高校生活の勉強はもちろんのことあらゆる判断や努力の源になったそうです。

 「勉強会」は、こちら側が生徒に指導をすることは少ないのですが、生徒達にとって気づきの多い場所になるように努めています。例えば、学年や学校を混在させることにより、先輩や同級生の勉強の仕方が見えるようにすること。それから、勉強のスケジュール立てと管理を徹底的にさせて理想と現実の差を認識させること。勉強会に参加したら必ず感想(分析・反省)を書かせ、それを次回の勉強会参加者に示して活かしてもらうこと。
 「勉強会」で頼りになるのは自分だけです。勉強中は、自分で決断して、自分で責任を負わなくてはなりません。自分で考え、苦労して、自分の方法を見つけなさいという、自主性を促す環境です。ここでの経験が、高校に進学した後もテストで校内ナンバー1をとったり、海外留学権利を手にしたり、希望の進路を実現させたりと、夢の実現につながるのでしょう。
 来週から11月の期末テストに向けた「勉強会」が始まります。現役の中学生達の自主性を促し、夢を実現させていく力を鍛錬させていきます。

★写真は掲示板に貼られている各中学校の期末テスト範囲表。続々とまなび研究所に寄せられています。

まなび研究所
www.manabikenkyusyo.com


2012/11/09 Category | blog 



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