静けさではなく、覚悟
先週金曜日からまなび研究所の「夏の勉強会」が始まりました。これは約5時間の超集中空間で取り組む勉強の場です。
初めて参加する生徒にとっては、
長時間勉強できるのか?
と、不安がいっぱいの様子でしたが、帰る頃にはそんな心配も杞憂に終わり、全員が達成感をもって教室を後にしてくれました。
さて、この勉強会には参加条件があります。
それは、中学生または小6受験生であること。
以前、小学5年生だけど、参加させてほしいと申し込みをいただいたことがありましたが、丁重にお断りしました。なぜなら、そのお子さんにアウトカムがなかったからです。その子が勉強会に参加したら、きっと集中して取り組めるだろうけれど、まなび研究所が求めているところは、そこではありませんでしたから、勉強会の場では浮いてしまいます。
「何のために勉強するのか」
私たちが勉強会で求めるのはこれです。だから、志望校が決まっている小6受験生や定期テストで結果を出したい中学生、受験勉強に励む中3受験生が参加条件です。「何のために勉強するのか」のアウトカムがある生徒には、言うなれば覚悟があります。覚悟が定まっている生徒は、単に勉強ができる生徒よりも、身につける量や質が違います。
今回の勉強会にこんな感想を述べてくれた生徒がいました。
「勉強会があまりにも静かで集中してしまい、あっという間に時間が過ぎて驚いた」
その言葉に対して私は、
「それだけ集中できたのは、静けさよりも、キミに覚悟が出来ているからだよ」と伝えました。
達成感が浮かぶ顔に、逞しさがちらりと見えた瞬間でした。
2017/07/31 Category | blog