AI時代を生き抜くための「算数の勉強方法」
今回は久しぶりに算数のお話をしますね。
小学4年生くらいまでは、お子さんに本当に算数の力があるのかどうか、わかりにくいと思います。
なぜなら学習内容がやさしいがゆえに、”ある力” だけでできてしまうからです。
”ある力” ってなんだと思いますか?
それは「計算力」です。
足し算・引き算・掛け算・割り算の筆算がきちんと書ければ小4程度の算数はできてしまいます。
だから小学4年生までは、学校のテストができていれば、算数の力があると思いがちです。
その一方、テストができなくても算数の土台である
『考える力』がある子もいます。このタイプはこの後、頭角をメキメキ現していくことになります。
算数にブレーキがかかり始めるのは小学生の高学年からです。
計算力で算数を解こうとする子どもたちがその代表格。
小学5年生になると、平均や割合、単位量などの算数の本質を突く勉強が始まり、難易度が上がります。
つまり算数の重要ポイントが「計算力」よりも「考える力」に移ります。
計算力で算数を解こうとする生徒は、
「考える問題」をも理由なく書かれている数字を適当に使って計算で求めようとします。
ですから、文章題の答え方を見ていると、ありえない数字を答えてきたりします。
今までお子さんを見ていて、そんな経験はありませんか?
こうならないためにも「考える力」を鍛えていきたいですよね。
では、どうしたらいいのか?
日常会話を使って、考える訓練を積みます。
”なぜそうなるのか?”
”これと比べられるものは何か?”
”別のものに例えたら何か?”
こういった質問に数字を交えたらなおよいでしょう。数量センスまでもが磨かれます。
日常的に考えることをしている子がやっぱりできるのです。
算数ができるようになるには「いかに考えさせるか」です。
ごく稀に、テストはできないけど考える力が高いお子さんがいます。
こういったケースは計算の練習量を補ってあげれば、すぐにテストで良い点数をとれるようになります。
基本は「考える力」です。
結局のところ、算数も将来(AI時代を生き抜いていく)に役立たせられなければ意味がありませんからね。
小学5年生くらいから、算数が難しくなった、得意だったのに苦手意識を感じている、などといった状況に当てはまるなら、『考える力』を鍛えるトレーニングを今から始めませんか?
まなび研究所では「考える算数」の授業体験ができますよ。
2017/08/23 Category | blog