こんなことって起きるのだろうか
人生は12年という大きな螺旋の周期上で作られているという考え方をご存知でしょうか。
この考え方でいくと、螺旋の高さこそ違えど、12年に一度同じ向きを示す時があります。それが良いか悪いか、または、強いか弱いかは別として、誰しもが12年に一度、同じような体験をするそうです。
さて、今日、まなび研究所で驚くことがありました。
それは、12年前の折込チラシをお持ちになられた方がいらっしゃったからです。
当のご本人は、最近のチラシだと思われていたようで
私の指摘で目を丸くされていました。
このチラシは、当時、私が自らデザインした思い出深いものです。今、振り返ると、まなび研究所が躍進する狼煙になったようなチラシでした。これをご覧になられて問い合わせされた方々はとても多かったように記憶しています。さらに驚くことに、1年経っても、3年経っても、5年経ってもこのチラシを見てお問い合わせをくださる方があとを絶たなかったことを思い出しました。さすがに最近はこのような方はいなくなりましたが、実に息が長い不思議なチラシでした。それが、今日、久しぶりに私の前に現れたのです。
折り込まれて12年が経っていますから、色褪せていましたが、なぜか「まだ生きている」と感じました。当時は、開塾して5年を迎えようとしていた頃、塾を大きくして、ここから世界に羽ばたく人材をたくさん育成するんだと息巻いていた頃でした。しかし、現実はそんなに簡単ではありません。多少は貢献できたつもりですが、まだシステムが軟弱だったのでしょうか、あとが続きませんでした。その後はトライ&エラーの連続で今にいたりますが、熱かった志は冷め始めていました。
しかし、12年の時を経て、再び挑ませてくれるチャンスをいただきました。しかも具体的な実現可能なアイデアと一緒になって。それはまるでチラシが運んでくれたようなチャンス。まだ生きているんです。
熱い志は人を動かす。
まさか、自分がチラシに書いた言葉で12年後に自分が動かされるとは思ってもいませんでした。ペンは剣より強し。言葉の力って人間が思っている以上に生命力がありますね。
2017/09/25 Category | blog