静岡、大丈夫か!?ここまで進んでいる高校入試改革<前編>
セミナー内容が激しすぎて、頭がフラフラしました。
自分なりに最新の教育情報をキャッチするためにアンテナを掲げて東奔西走してきたつもりですが
今回のセミナーで紹介された内容は、そんな私でもクラクラと目眩がするほど激しい内容でした。
今月早々に受講したセミナー内容は「高校入試改革」。
2020年度の大学入試改革に向けて、全国の高校入試も変化しているというもの。
その歩みは年々力強くなっていて
積極的に改革に取り組んでいる県では「過去問」が全く通用しないほど
入試問題が様変わりしている激変ぶりでした。
例えば、
・複数のグラフを読み取り、自分の考えを書く
・割引の仕組みをグラフで表し、説明する
・グラフ、文献、ノートのメモ、写真・・・読み取る資料は多種多様
・条件を整理して考え方を説明
意見、説明、社会情勢、問題解決案、代替案・・・そしてこれらを書く。
これまでの高校入試問題にはなく、そこまで進んでいるのか!
と驚かされる入試問題が多く
今、現在進行中の日本の教育界で行われている事の重大さを痛感しました。
しかし
静岡県内にいると、どうもこの改革が進んでいる実感がわかりにくいです。
なぜなら静岡県の高校入試は他府県に比べると
ほとんど変化していないからではないかと私は思います。
きっと、現実問題として突きつけられていないから実感が湧かないんですよね。
高校入試改革のことを塾の先生方でも知らない方が多く
主役の中学生も、親も知りません。
中学校や小学校の先生方にこの話を問うと「知らない」という返事ばかりです。
これが静岡の実態。
このままでは他府県との教育の差は広がるばかりになりそうです。
中学生たちが受ける高校入試の先にある大学入試、就職試験、社会のことを考えると
もしかして静岡県民は不利!?
なんてことも。
目先のテストや点数、偏差値ばかりを気にしている教育観では
井の中の蛙のような状態。
もっと高い視点から教育を眺める必要がありそうです。
日本の教育はとてつもなく大きな変貌を遂げようとしています。
静岡県民は危機感を持つべきです。
そこで、私が考える対応策ですが
もっとも有効で即効性があるのが
新聞を使ったトレーニングです。
まなび研究所で行なっている「新聞コラムトレーニング」は成果が上がりオススメです。
新聞コラムは、今、社会で起きていることがわかり
そこにどんな意見があるかがわかるから
入試改革が求める教育観と合致します。
コラムを毎日読んでいれば
社会の流れと見方が身についてきて
新タイプの入試問題に対応できるようになっていきます。
さらに
音読、要約のトレーニングとしても活用でき
様々な国語の力を鍛えられ、大学入試の勉強にも役立ちます。
「新聞コラム」を使ったトレーニングは
何が問題で、どのように解決したら良いか、自分の意見を書く「今の高校入試問題」への対応策として
完璧なまでに対応していますから
もっと多くの方々に広まることを望みます。
塾の先生や学校の教師、お父さんやお母さんで
このトレーニング法に興味がある方は声をかけてくださいね。
ノウハウを伝授いたしますよ。
2017/10/04 Category | blog