子どもの将来のために、今、何を勉強させてあげればいいですか

先日、小学6年生のお子さんを持つお母さんからこんな質問を受けました。



「子どもの将来のために、今、何を勉強させてあげればいいですか」




将来を見据えたとても良い質問だと思いました。

きっと、

普段生活されている中で加速度的に世の中が変化し始めていることを実感されているのでしょうね。

さて、この質問に対する私のアンサーはこれです。




「変化体質にさせてあげること」




自分よりも1ミリでも魅力的な人や物に出会えたら、

その人と話したり、

それに触れたりすること。

こうして自分の中になかったものを自分に取り込み、

アップデートさせていくことだと思います。




どんなものが魅力的なのかは人それぞれだと思いますが、

感性を磨く必要があります。

そのためにも、

今話題になっているもの、

いつの時代でも愛されているもの、

どこの国の人からも評価されるものにたくさん触れること。

それは、本でも絵画でも音楽でも観光地でも食事でもなんでもいいですが、

その中でも特に私は本をお勧めします。

手軽に何度でも触れられ、

その度に思考が深められるからです。




このようにしてアップデートを常態化してしまえば、

もう立派な変化体質です。

これを教育の基本ベースとした上で、

勉強や受験に励んもらいたいと思います。



先日、会計士さんとお話ししている時に興味深い話を聞かせてもらいました。

それは、今、生き残れている会社の特徴です。




それってなんだと思いますか?




「経営者に開発力があること」




仕事がなくなってきている昨今、

新しいものを生み出せる会社が残っているそうです。

このお話からも「これがダメなら、次へ!」と変化できるか否かがキーワードとして見えてきます。




新しいものを生み出せる力は、

何も経営者だけの話ではありません。

ユーチューバーやインスタグラマーなど、

世間で活躍している人たちは新しいものを生み出せている人たちばかりです。

日本の教育もこの方向へ舵を切り始めました。

大学入試改革や高校入試改革がそのひとつです(※詳しくはセミナーでお話しします)が、

社会全体を俯瞰したときには、

この教育改革も指標にすぎません。

教育の目的は人材育成です。

社会で活躍できる人材を育てるためにも、

多感なゴールデンエイジ(9歳〜14歳)に何を学ぶべきなのかはとても重要です。

いつまでもテストの点数や内申点、

偏差値を中心とした教育の捉え方をしていると、

社会から周回遅れになって、

いやいやコースアウトしてしまい、

勉強してきたのに生きていけませんという状態になってしまいます。

内申点が高いから社会で活躍できる人になれるとは限りません。

社会から逆算して教育を捉えれば、

将来お子さんは力強く生き抜いていく知恵を付けられます。

ゴールデンエイジの教育は一生の財産ですからね。

是非とも変化体質にさせてあげたいものです。




偏差値重視の教育に合わせていた焦点をずらし始めているご家庭が増えてきていることも、

質問のあったお母さんにお伝えしました。




私たちまなび研究所の社是は人材育成です。

貴重なゴールデンエイジのお子さんたちを預かるのですから、

将来生き抜いていくための知恵を授けていきます。

だから、国語を学び、新聞を広げ、議論するのです。




2017/11/01 Category | blog 



« »