受験期の過ごし方 間違えやすい勉強法
昨日に続き、今日も日経新聞の記事よりご紹介します。
「受験期の過ごし方 間違えやすい勉強法」は、受験生と接しているとよく遭遇すること書かれています。これは大学受験生のお話ですが、高校受験でも中学受験でも同様のことですから、受験生は必読です。
この時期は感情に振り回されて自分を見失う受験生も少なくありません。
「独りよがりの勉強法」は盲目です。
なぜならあれもこれも手を出しがちになるし、的外れのことをすることもあるから。
案外自分が一番自分をわかっていないものです。
受験直前こそ、受験指導のプロや受験生の友達の意見に耳を傾けたいですね。
<受験期の過ごし方 間違えやすい勉強法>
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO23872090U7A121C1CK8000/
<2017年11月27日付 日本経済新聞 朝刊より>
11月に入ると、高校2年生、3年生を対象にガイダンスを行う。2年生には、そろそろ受験モードに入る時期が来たので、今までの自分を振り返り、これからの学習について真剣に考えるきっかけとなるような話をする。
3年生には、これから3月までの過ごし方が話題の中心になる。ごく少数の例外を除いて、受験生は「不安」と戦いながら受験までの日々を過ごす。そのときに、いくつか陥りやすいことがある。直前期の実例を挙げつつ、「こんなところに気をつけておかないと、マズいことになっちゃうよ!」と話すのである。
一番やりがちなのが、独りよがりの勉強法である。この時期になると「今はセンター試験対策を全力でやってます」という生徒が出てくるのだが、これはマズい。センター試験に比重をかけつつもやはり大学の個別試験に向けた記述対策もやらなくてはいけない。
「苦手教科を集中してやってます」という声をよく聞くが、科目間のバランスが崩れた勉強を続けても得るものは少ない。
「いや、センターは大丈夫なんで今は難しい問題をどんどん解くようにしてるんです」というのも危ない。基礎基本を軽視し、復習せずにあちこちに手をつける。これでは、せっかくやったことが身につかない。
「時間がないから」という声もよく聞くようになる。「時間がないから、学校に行かずに自宅で勉強します」とか、「通塾にかかる時間がもったいないから、自分でやります」などと言い出したら要注意だ。実は生活のリズムをつくり、メリハリのある日々を送る方が勉強は効率的に進むのだが、頭の中で「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ。じゃあ一刻も無駄にはできない」となってしまうのだろう。
生徒たちは笑いながら聞いているが、ひょっとしたら受験が近づくにつれ同じことをするかもしれない。そんなときに、ガイダンスの話を思い出し、冷静になって受験に臨んでくれたらよいのだが。
2017/12/06 Category | blog
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