シリアの秘密図書館について中学3年生と話し合いました
シリアは戦場です。
そこの地で本にかじりつく若者が多いそうです。
一方、
日本は平和です。
本を読まなくなった若者が増えてきているようです。
シリアの秘密図書館について書かれた天声人語(朝日新聞4月3日付朝刊)には、
私自身も考えさせられました。
というのも、
日本の大学生の1日の読書時間が「ゼロ」の学生が過半数を占めたニュースが話題になったばかりだから。
シリアの若者にとって読書は魂だと思いました。
それというのも、紹介されていた言葉に感嘆したからです。
”本を読むのは、何よりもまず人間であり続けるためです”
戦地では本がなく、図書館がありません。
この地で食べ物を欲するごとくに本を求める。
その欲が集結して秘密裏に図書館が作られた。
本を読むことが、
本来、
人間の中に備わっている本能の一つであると思わせる話です。
読書をすると、
語彙が増え、
発想を広げられます。
また、
自分と向き合える、
すなわち自己対峙できます。
自分自身を豊かに深めていくような濃密な時間を得られるものです。
そう思うと、
本を読むことそのものが人間らしさにつながります。
昨夜の授業「国英社 記述と作文」で中学3年生と「シリアの秘密図書館」についてディスカッションしました。
社会を見る目を養い、
自分の意見を持つ中学生を育てたい。
来週の授業はどんな出来事をディスカッションするのか、
中3生も楽しみにしているようです。
2018/04/04 Category | blog
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