習うだけでなく、実践を
勉強の仕方を教える講座の「まなびBASIC」を指導していてつくづく思うことがあります。
それは伝授した勉強方法が、どうやったら生徒自身の血肉となっていくのか。
そのために昨夜の授業ではこんな話をしました。
”料理人に例えるとわかりやすいだろうか。
例えば材料を一つ入れ忘れたり、調理時間が長すぎたり、間違った温度や不適切な調理器具で焼いてしまったり、あるいは材料をよく混ぜていなかったりすると、焼きあがったケーキの味は変わってしまう。
それとよく似ていて、授業で習う勉強方法を一つずつ書き留めて成績が上がるよう期待するだけでは不十分。成績を上げるためには、授業で伝授された手法を一つひとつ試し、繰り返し実践し、トライ&エラーを通してうまくいくやり方を習得していくこと。
そうして、一度にひとつのやり方をマスターする「一介の料理人」から、努力を重ね、正しい根拠に基づいてすべての要素を繰り返し混ぜ合わせる「料理長」へと成長していくのだよ。”
この言葉、先日紹介した書籍「GRIT実践版」に手でくる言葉なのですが
まなびBASICの授業を実によく言い当てていたので使わせていただきました。
教えてもらっているだけでは、人の成長はたかがしれています。
自分から試してみることで大きく成長していきます。
昔からよく言うように「守破離」の「破」の場が必要ですね。
だから私は教えた後の実践の時間を多くとるのです。
2018/04/20 Category | blog