静大附属浜松中、合格への道 後編
前回の続き
静大附属浜松中、合格への道 中編
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<算数>
算数は、都内の開成中や麻布中のような難しさはなく、マイルドな難しさです。ある程度パターン化されているため対策はしやすいでしょう。しかし、どの問題も解き方や説明が求められるのが特徴。単に答えを求めただけでは得点にはなりません。どのように答えを導き出したか、論理的に説明できるようになる必要があります。つまり、国語同様に算数も説明するための記述力が問われます。
また、算数は中学入学後のことも考えた勉強が求められます。授業では「数理的センス」や「考える力」、「アイデア力」が求められるから、過去問対策に傾倒した受験勉強はお勧めしません。点数を意識しすぎると「アイデア力」が育まれにくくなるため、中学入学後の成長の芽を摘む可能性があります。受験生ではありながらも、ブロックや芸術など数理的センスを育む体験も、たっぷりとることを付け加えておきます。
<面接>
面接練習は普段の学校生活からトレーニングしたいですね。クラスの中で積極的に話し合いに参加し、みんなの意見を聞き、アイデアを出し、まとめる。学校、特に学級や班では討論する場が多いから、練習する場に最適です。この場を積極的に活用しましょう。
しかし、せっかくの討論の場も受験生本人の自覚がないとできませんから、何のために受験するのかをあらかじめ明確にしておきたいところですね。
<内申点>
内申点は浜松西高中等部と同様の扱いです。模擬試験で一番をとったり、過去問を繰り返し解いたからと言って、合格できるとは限りません。やはり中学校の校訓や哲学に合ったお子さんが合格します。詳しくはこちらをご覧ください。
浜松西高中等部 合格への道 中編
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そもそも静大附属浜松中は国立の学校です。つまり、将来、国を背負って立つ人材を育成する学校です。世の中のリーダーになったり、研究者として活躍したり、ビジネスで世界の中心に立ったり、世界を動かすクリエイターになる人たちのための学校と思ってください。だから、高い志を持って受験勉強に励み、入学を目指すことです。
いかがでしたか?ここでご紹介したことが皆さんのお役に立てれば幸いです。また、ここでご紹介したことは静大附属浜松中を受験するための基本的なことです。真剣に受験をお考えの方は、声をかけてください。問題集、模擬試験、勉強方法、年間スケジュールなど詳しくご提案します。お子さんの志望校合格に向け、私たちがサポートいたします。
2018/06/07 Category | blog