新聞を広げ、アイデア力を磨こう
今、人口動態統計から「これから何が起こるか」を読み解くことに夢中です。
今さらですが
「人口減少はただ事ではない」ことに気づきました。
自分の周りを見回してみると、
人口減少がもたらしたことがあるわあるわ。
出てくる出てくる。
例えば
小中一貫校の登場
公立高校の合併
金融機関の合併
人手不足で営業時間を制限した宅配業者
地域運動会の種目数減少
空き家の増加
野菜の価格高騰
増税・・・など
2008年に日本の人口がピークを迎え、
そこから減少に転じています。
今年でもう10年目になります。
今まで私は人口減少を知ってはいましたが
他人事のように捉えていたのでしょうね。
この10年間、自分は何を見ていたのだろうと、
本当に恥ずかしくなります。
人口減少が起きると何が起きるか、
これを考えるとキリがありません。
しかし、
もっとも重大なことはこのことではないでしょうか。
人口現象
↓
生産年齢人口が減る
↓
景気悪化
ここでは教育にフォーカスして伝えますね。
教育と経済は密接に繋がっています。
経済が上向く上昇経済では
みんなと同じことをしていれば
自分もその流れにのって上昇(豊か)していきます。
一方、
下降経済はみんなと同じことをしていると、自分も下降(ダメ)していきます。
<〜2008年人口ピーク>
上昇経済
・周りと同じこと、先輩と同じことをしていれば豊かになる
・暗記型、覚える勉強
<人口ピーク2008年〜>
下降経済
・周りと同じこと、先輩と同じことしているとダメになる
・思考型、考える勉強
では、
どうしたらいいか?
” 他人と違うことをすることです ”
人口減少の世界ではコンパクト化の方向へと進んでいきます。
よって、
無理無駄を省いたコンパクト化の思想、
そこにオリジナリティを表現できたら理想だと私は考えています。
となると、
今の教育に求められることは
新しいものを創り出す「アイデア力を育む」ことになります。
浜松市内を見渡すと、
今の時代にあった「アイデア力を育む教育」を
積極的に実施している中学校があります。
ここではアクティブラーニングや話し合いが盛んに行われています。
一方、
まだまだ多くの中学校が
暗記やテスト中心の上昇経済型の教育を行なっているようです。
どこの学校に通うかで
格差が生じてしまっているのが現状です。
浜松市もまちの活性化に真正面から取り組むのならば
「アイデア力を育む教育」に全力を注いでもらいたいものです。
同時に小中学生からリーダー育成を視野に入れた教育も。
20年後、30年後に浜松を牽引していく人材を育てるための
授業をあちこちで行ってほしいものです。
こうしてブログを書いている間にも人口現象は進んで行く。
少子高齢化は進んで行く。
ならば
気づいた人から行動を起こすべきだろう。
気づいた自治体から改革を進めるべきだろう。
気づいた会社や組織からアイデアを実践していこうではありませんか。
私たちまなび研究所は、
今日も新聞を広げた授業を行います。
小中学生たちのアイデア力に磨きをかけるために。
そして地域発展のために。
書籍:未来の年表2”人口減少であなたに起きること”
著者:河合雅司
出版社:講談社
2018/10/19 Category | blog