感謝と努力 浜松北高合格の報告

まなび研究所では、高校入試の合否結果報告を受験生本人が塾長である私に伝えることになっています。どのような結果であれ、自分自身が報告するルールです。このようにして受験勉強に対して責任を負わすことにより、勉強の密度が濃くなり、人間的にも大きく成長していきます。開塾してからの伝統です。

さて、人間的な成長について少しお話しさせてください。

記憶力や思考スピードの差は、進学校を受験する中学生たちの間では、たかだか知れています。もっとも大きな差がつくのがコミュニケーション能力です。

ここで言うコミュニケーション能力とは、いったいどのような力でしょうか?

単に話が上手かったり面白かったりすることではありません。このような力です。

・相手の気持ちを慮る力

・反対する意見をまとめる力

・社会的弱者に共感する力

・相手に感謝する力

一見すると、これらは受験勉強とは関係なさそうですが、そんなことはありません。むしろ深いところで繋がっています。なんのために勉強するのか、という勉強する本来の動機に結びついているからです。受験勉強の先、向こう側にあるものを掴ませるのが私の仕事。ここが大きな差を作ります。

感謝する気持ちとそれを言葉と態度で表現する「感謝する習慣」を作ってあげることが、将来子供の人間関係を大きく左右していきます。

高校入試の受験勉強こそ、感謝する気持ちと両輪で進めていくことです。私はここに指導の価値を見出しています。結果の価値が何倍にも、何十倍にも、何百倍にも輝き出します。

先週は、受験結果を自ら報告する受験生たちの言葉を聞いて、頼もしく感じました。


2019/03/18 Category | blog 



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