春の古都でバランスを感じる?
1月の中学入試から始まった受験シーズンも3月の大学入試で終わりを告げ、ひと段落ついたところです。そこで、先日、春休みをいただき古都を訪れてきました。
奈良から京都を巡る旅。寺や寺院、名所など全部で9カ所を訪れました。
今回の旅で感じたことは「バランス」。
・飛鳥時代の隋の進んだ文化と日本の遅れた古墳文化
・平安時代の優雅さと末法思想
・室町時代の戦乱と侘び寂び
時代は違えど、いつ何時でも振り切った針を反対に向かせようとする力が働いていることに気づきました。つまり、バランスをとろうとしていたところ。
このバランスが面白い。時代のクセと言うか、ベクトルの向きを表しているところが興味深い。物事は中道を見出したときに良さがわかると言います。ちょっとだけ見出せたような気がして嬉しく思いました。
さて、知識ではわかっていたことでもリアルを目の当たりにすると、もっと深いところに気づく体験ってありますよね。これは教科書からでは感じ取れません。その場に足を運び、その場の空気を吸わなければ、そのものの佇まいを感じられません。本物に触れることを多感な年頃の小中高生には勧めたいです。
今は春休み真っ只中。みなさんはこの春どちらへ行かれますか?お子さんがいらっしゃる方は、本物の佇まいを感じられる旅をしてみるのもいいかもしれませんね。
2019/03/28 Category | blog