物語文が苦手な子は、相手に伝わる表現を
国語の物語文を苦手とする子がいます。その子たちには共通点があります。それは数学的思考が強いところです。
どうも国語の問いを数学の公式のようにシンプルに考えてしまうようです。これが歯がゆい原因です。シンプルゆえに本質を突いているものだから、当の本人は何が間違っているのかチンプンカンプン。正答例を見ても腑に落ちません。では、どうしたら間違いに気がついてくれるのでしょうか。
私はこのように指導しています。
<数学>
シンプルであればあるほど価値がある
<国語>
相手に伝わる表現(読み・書き)ほど価値がる
数学と国語では価値観が異なります。数学的思考の強い子さんには二種類の価値観があることを伝えます。この二つの価値観を知ることから始めます。そのあとは、作文でも発表でも「相手に伝わる表現」を繰り返しさせていきます。
この夏、静大附属浜松中、浜松西高中等部、それぞれの夏期講習で伝えたことでもあります。さすが意識が高い受験生ですね、すぐに自分自身を修正することができていました。
2019/07/27 Category | blog