最新受験事情2019 ①
デジタル化する世界の様子を知れば知るほど、日本の遅れた状況に愕然とする今日この頃です。
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
著者:藤井保文・尾原和啓
詳しくは本書に譲りますが、この本を読んで教育も然りだと痛感させられました。
日本では期待していた2020年の大学入試改革も大きな変更はない模様です。残念でなりません。一体いつまで昭和の教育を引きずるつもりなんでしょう。デジタル化する世界ではこの教育を受けた日本の子たちは社会で必要とされないと言っても過言ではないと思います。加速度的に世界と日本は差がついています。
こうなると、親は日本の学校に教育のほぼすべてを任せることに、とてもリスクが高くなりそうです。各家庭でアンテナを掲げて教育をしていくことが必要です。特にテストが多く、自由が少ない学校では。
そもそも昭和感に慣れた私たち親世代は「教育の定義」から考え直さなければなりませんが、「何のために子育てしているのか」を根本的なところから変革することが迫られています。しかし、この状況にほとんどの家庭が気付いておられない様子。これは、日本が法律にがんじがらめにされて、学校改革が行われにくい状況にあるからでしょう。学校改革が、柔軟に行われていたら、ここまで、他国との差も生まれなかったのでは、とも思います。
最後に。難関な静大附属中の中学受験や浜松北高の高校受験を目指す受験生に言いたいことがあります。
それは、これです。合格ラインまで一気に学力を高める勉強をしよう。
そしたらそのあとは、「自分の才能を磨く」「コミュニケーション力」を身につける時間を確保していくこと。
何も成績上位で合格する必要などない。合格レベルまで達したら受験勉強に費やす時間がもったいない。
デジタル化する世界の国では日本のような入試はないのです。
続く
2019/08/28 Category | blog