徹底分析 令和2年度 浜松西高中等部 適性検査問題

令和2年度の適性検査問題は傾向が大きく変わりました。
昨年、平成30年度の適性検査問題について書いたブログで私はこう伝えていました。

”浜松西高中等部の入試も読解問題中心へとシフトが入れ替わりつつあると踏むべきでしょう。

日本は豊かな国ですか? 浜松西高中等部 試験問題(平成31年度) 2019年1月18日 

この通りに変わりました。つまり、浜松西高中等部も時代の流れに合わせてきたということ。具体的に見ていきましょう。

<難化した適性検査問題>

基礎問題が減り、読解問題が増えました。読解力と一言で言っても、その種類は多く、例えば、文章読解力、複数の資料やグラフを読み取る力、原理原則を見抜く力、複雑な論理力などです。何も国語だけに限った話でありません。
読解問題は苦手とする子が多いです。読解問題で大きく差がつくため、ここが合否の分かれ目となったことでしょう。

<書きやすい作文>

ここ数年は、難度が高い作文力が合否の決め手となっていましたが、今年は一転。難しくなった適性検査とバランスを取ったのでしょうか。出題された文章は平易なもの。私の塾では小4で触れる文章です。問われていることも複雑ではなく、単純。今年はとても書きやすかったと思います。面談も同様のようです。

最後に

普段から中学入試や高校入試、大学受験まで、幅広く入試問題を観察していると、”読解力”が、今、最も熱いキーワードとして見えてきます。
浜松西高中等部が、適性検査問題を平成26年度から基礎問題重視に変更をしました。その後、年々その特徴が色濃くなり、完成形を迎えたのが平成30年度でした(詳しくは著書 ”浜松西高中等部に絶対合格する方法” をお読みください)。

しかし、この形は時代とは合っていませんでした。浜松西高中等部は、出口が大学受験です。その大学受験が”読解力”を求めています。現行のセンター試験のような基礎ではないのです。となれば、学校としても進学実績を高めるために、読解力がある子の入学を望みます。その適性を見るのが2020年度の適性検査問題でした。

早速、私は2020年度の浜松高中等部”適性検査問題”を分析し、傾向と対策をまとめてみました。そこには驚く変化がありました。
これからの受験生は、西中受験をされたお兄さんやお姉さんと同じ勉強方法をすることや、過去問や過去の問題集が役立たないことも考えられます。

では、どうしたらいいのか。

その具体的な対策と方法を令和2年1月26日(日)開催の出版記念講演会「浜松西高中等部に絶対合格する方法」で詳しくお伝えします。

残り席がわずかとなってきました。来年度受験を検討されている方はぜひお越しください。

次年度以降の受験を考えているご家庭は、現状を知り、対策をつかむ良い機会です。皆様のご参加をお待ちしています。


2020/01/18 Category | blog 



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