中学生はブレンデッド・ラーニング !?
7月からまなび研究所の中学生向け講座は、「オンライン授業(月一回通塾)」になります。
コロナ禍でオンライン授業を約三ヶ月行ってみて、講師側のメリットの多さに興奮させられたのですが、生徒たちの学力向上を考えると、月一回のテストや作文、ディスカッションなど人が集まることで生まれる臨場感が用意してあげたほうがより良くなると考えていました。つまり、アウトプットの場の提供です。
ここでまとめてみましょう。
オンライン授業・・・知識習得、予習(インプット)
オフライン授業・・・テスト、作文、ディスカッション(アウトプット)
学力を向上させるためには仕組み作りが重要になってきます。仕組みとは「インプットとアウトプットの連携」のことです。オンライン授業に月一回のオフライン授業(通塾)を行うことでこれが可能になってきます。むしろオンラインとオフラインの違いがメリハリを創り出し、連携がより機能することになります。
このことを
”ブレンデッド・ラーニング”
と呼ぶのですね。
初めて知った言葉ですが、10年ほど前から世界では注目されていたトレーニング法のようです。「ブレンデッド・ラーニング」の特徴は学習者が中心となる点です。一方、従来型は指導者が中心。よくある一方通行の授業がそれですね。
知識中心の学習や解法を頭にコピーする行為、過去問を繰り返し解いて暗記する学習ならば従来型が有利でしょう。
でも、今回の休校期間で露わになりましたね。時間があるから積極的に勉強しようとした子どもがほとんどいなかったことを。従来型の学習を当たり前と思っている子がほとんどでしょう。指示を出してもらえなければ勉強しないのです。
自ら考えることをしなければこの先は危ういのに。
コロナ禍で、政府も企業も答えのない時代をどうやって生き抜いていくのか頭を悩ませています。そこに答えはありません。欲しいのはアイデアです。このような時代に必要なのは、従来の解法ありきの勉強ではなく、自分で考え答えを出すことでしょう。
7月から始まる「ブレンデッド・ラーニング」で、生徒たちがどのようなアウトプット(アイデア・オリジナリティー)をするのか楽しみです。
2020/06/20 Category | blog