アメリカ大統領選を予測する オンライン授業
8月31日 新国語(中学生)の授業課題はこちら。
根拠をもとにアメリカ大統領選を予測する
「新国語」は読解力を鍛錬する授業です。文章や資料、グラフを読み取り、そこから未来に向けた建設的な提案を文章で伝えられるようにするのがねらいです。
まずは、読売中高生新聞を用いて基本事項を解説。
大統領選とは何か?
トランプ氏とバイデン氏の構図と背景
大統領選の三大争点
「コロナ対策」「経済再生」「人種差別問題」
これらの基本事項を押さえてから、生徒たちにアメリカ大統領選を予測してもらいました。しかも単なる予測ではなく、根拠をもとにした予測です。その根拠は、どこから手に入れると思いますか?
ネットからです。
ネットで調べてもらいます。しかも授業時間内に。
「新国語」は90分間のオンライン授業です。完全なオンラインではなく、途中オフラインの時間もあります。このオフラインの時間に調べたり、文章をまとめたりします。
今回の課題「アメリカ大統領選を予測する」も、オフラインの時間に各自がネットで根拠を調べました。30分間の制限時間が設けられるため、いつまでも調べているわけにはいきません。最終的には根拠をもとに予測を文章に起こさなければなりませんから生徒たちは集中します。
ネットで調べたことは画面に映し出して講師や生徒全員で共有することができます。この共有はリアル授業と比べると、容易で、スピーディーで、わかりやすいです。オンライン授業だからこそできる授業の形だと思っています。
さて、今回の課題「アメリカ大統領選を予測する」は、現時点では答えがありません。このように答えがないことを自分の論理で予測するトレーニングはとても大切なことだと思います。なぜならコロナ禍の現在は「VUCAの時代」だからです。
<VUCAの時代>
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
答えがない世の中を生き抜いていくのですから、将来のためにも是が非でも中学生には身につけてもらいたい力ですよね。
実社会で求められているのだから、もうすぐ学校の授業や受験でも取り入れられるでしょう。グローバル視点を持つ大学の入試ではすでに取り入れられています。
さて、こんなことを書いていると、難しそうなことをやっていると思われそうですが、そうでもありません。中学生たちはネットにすぐ順応します。むしろネットを活用したオンライン授業であれば積極的に取り組んでくれます。実社会で起きている社会問題にも解決しようと挑んでくれます。興味関心を育む点とスピード感はリアル授業の比ではありません。今の時代ですね。リアルな授業ももちろん大事ですが、オンライン授業だからこそできる授業にも価値を感じています。
まなび研究所は、これからもオンラインを有効に活用しながら、もっと勉強をしたい中学生のために、一生モノの思考法を身につける授業を提供していきます。もはや、問題集だけでは、社会の課題解決は難しい時代ですね。
2020/09/04 Category | blog