問題の読み間違いが多いお子さんへの対処法

浜松西高中等部の作文問題は、1400字程度の長文を読んでから作文を書かなければなりません。つまり、長文を読んで作者のもっとも伝えたいことを読み取った上で作文を書きます。

長文を作者の考えとは異なり自分の都合の良いように解釈してしまうと、問いに答えた作文にはならず大きく主題を外したことを書いた作文になってしまいます。これは何としても避けたいですよね。

もしお子さんに、問いを読み違えたり、自分の都合の良いように解釈してしまう傾向が見受けられるようでしたら、早く治した方が良いでしょう。このまま問題を解き続けるとその傾向がより一層強くなりますから早めの対処を。

対処法はいろいろありますが、すぐにできてもっとも強力な方法は読書量を増やしてみることです。その量は週に600分です。浜松西高中等部に合格する目安と捉えてください。

読書の効能はみなさんが想像している以上に強力です。語彙力や思考力を付けてくれるだけではありません。問いに的確に答える能力をも身に付けてくれます。

読書量が多いお子さんは、問いに的確に答える能力が高いです。当たり前のことなので本人は気付いていませんが。これを読書量の少ないお子さんと比較するとハッキリとその差がわかります。

読書量の少ないお子さんは、そもそも問いをうまく読み取れません。テストが終わった後、本人は”できた感”があるようなのですが、実際には的を外した答え方をしているのです。ブログ(2020/8/18)にも書きましたが「主観が強く、客観が弱い」のです。

受験生でなくてもあっても、たっぷり読書して語彙を増やし、思考を広げたいですね。この「読書」が一番の対策になります。


2020/09/18 Category | blog 



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