【適性検査問題篇】浜松西高中等部 令和3年度入試問題 傾向と分析




令和3年度の入試問題を早速解いてみました。その感想をお届けします。







難度上がる、適性検査問題



放送問題に読解問題が出題されたのには驚きました(総合適性検査問題 Ⅰの Ⅰの質問4)。放送文を聞き取り、グラフと照合させる問題は頭を使います。過去に出題されたこともなく受験生は悩んだことでしょう。”読み解く”ではなく”聴き解く”が求めれた現代社会で必要とされる良問でした。



続く「総合適性検査問題 Ⅰ のⅡ」では、難度こそ高くはないですが、







なぜ?







どうして?







を問う思考系問題が多く並びました。これも今年度の特徴ですね。暗記中心の勉強をしていた受験生は、答えにくかったかもしれませんが、思考力を問う問題が増加したのは歓迎です。



後半に当たる「総合適性検査問題 Ⅱ」は、理数系読解問題の存在感が目立つ出題傾向になっていました。出来た感がない受験生もいたのではと心配になってしまうほど難しくなっていましたね。特に、5題もあった算数文章問題です。ここでどれだけ得点できたかが合否の鍵を握りそうです。







理数系問題が多く、問われていることは論理であり読解



全体を眺めると理数系が目立つ出題傾向でしたが、思考コード(首都圏模試センター)で分析してみると、論理力で差がつく読解問題が約51.3%と半数以上を占めていました。平成31年度は、33.3%でしたから、今年度は読解力が求められることが顕著になりました(2年連続増加)。



算数の典型問題は浜松西高中等部の適性検査には出題されません。資料や図、文章を活用しながら解く問題が出題されます。だから、そもそも何を起点に考えなければならないかと考える読解が求められます。読解問題は配点が高いから読解力が合否の決め手になる入試問題です。







余談ですが、出題が予想される問題として、冬期講習(浜松西高中等部受験コース)で受験生に練習してもらった問題が5題も出題されていました。



次回は「作文問題篇」と題して、令和3年度の作文問題について考察します。乞うご期待ください。







浜松西高中等部の令和3年度入試問題の分析と傾向、それに次年度への対策について詳しくお伝えします。



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2021/01/10 Category | blog 



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