新中1が春にするべき勉強
最近、中学校に入学するまでにするべきことの相談を本当に多くいただきます。中学入学前の相談は近年ではほとんどなく、今までと大きく違います。一体何が起きているのでしょうか?やはりコロナ禍、下降経済、公教育への不信などさまざまなマイナス要因が重なり、お子さんの将来を思うと不安になるからでしょうか。そこで、私が考える新中1が入学する前にするべきことを挙げてみました。
<勉強>
・英語 単語と文法
(理由)今のうちから骨組み(文法)を理解することで、その後も習得がしやすくなる
<インプット>
・読書
・映画・ドラマ
(理由)読解力向上、文化を知る、教養を身につける
英語は本格的な英語学習が始まる前に、骨組みを作ることをしましょう。これは文法のことです。そしてその周りに肉を付けていくこと。これが単語になります。※新中1準備講座で行います。
先日行われた大学入試の共通テストでは、英語の出題内容が激変していました。英語力は中3レベルがあれば、ほぼ問題を解ける問題でした。難しさは感じませんでしたが、受験生の点差がついたのは英語力ではなく「読解力」のようでした。つまり、英語を知っていても、文章や資料、グラフを読み取り、自分の意見を発信できないと点数が取れない問題になっていたのでした。もはや英語は単なるツールにしか過ぎません。読解力、母国語でキチンと考える力の方が重要であり入試でも求められます。
そこで、読書がとても重要になってきます。読書をすれば読解力・思考力が身に付きます。中学に入学する前にたっぷりと読書時間をとった子とそうではない子の差は、中学入学後に大きな差となって現れてきます。この春は、問題を解くことよりも、読書を通して読解力・思考力を身につけると良いでしょう。
さらに知見を広げるために読書だけでなく、映画やドラマを観ることもおすすめです。特に名作映画。「タイタニック」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ショーシャンクの空に」などの名作は一般教養でもあり世代を超えて大人と会話ができるようになります。名作映画は観た体験があるだけで、情報をキャッチするアンテナの感度が上がります。これが奥深い思考力を身に付けてくれたり、人間性を磨いてくれることになります。英語や文化に慣れることもできますね。時間に余裕がある春にこそ名作映画を観ておきたいですね。
英語とインプットがあれば将来への不安は拭いされそうです。中学生になれば12年振りに改訂される教科書で学ぶことになり、読解力と思考力の勉強が始まります。そのために春は良質なインプットをたくさんしてみてはいかがですか?
今度、私がおすすめする映画をブログで紹介させていただきますね。
2021/02/04 Category | blog