大人の先入観と闘う小学生たち
伊坂幸太郎の「逆ソクラテス」を読みました。
大人の先入観と闘う小学生たちを描いた「逆ソクラテス」を皮切りに、先入観と戦う小学生たちの短編ストーリーが全5話も収められています。アドラー心理学の「嫌われる勇気」の香りも漂い大人が読んでも人間関係の勉強になります。
さて、入塾相談の場で、私は大人の先入観と出会うことがあります。
うちの子は国語ができない、算数ができない、勉強ができないと決めつけてお話しされるお父さん・お母さんがいます。
お子さんの勉強ができるようになってほしいと願っているならば、その先入観を横に置き、できるところを見てほしいです。お子さんだって、そんな決めつけをされたくないはずです。親の考えがいかにも正しい考えだと押し付けてしまうと、逆ソクラテスに登場する子どもたちに痛い目を合わせられてしまいますよ。
親が子どもに「できない」と決めつけてしまうのは足枷(あしかせ)をはめるようなもの。そうではなく、「できる」と決めて、お子さんの足裏にロケットエンジンをつけて飛べる体制にしてあげるのがいいのでは。
子どもは何にだってなれる将来性を秘めていますよね。
お子さんを伸ばすことができるのもまたお父さん・お母さんなのです。それをお子さんも望んでいると思います。
2021/09/28 Category | blog