バイクレーサーと中3受験生
プロのバイクレーサーの話を聞きました。本番前の試走の時に勝敗が見えてしまうそうです。
勝つレーサーは、全速で最初のコーナーに入り転ぶそうです。
勝てないレーサーは、スピードを加減してコーナーに入り転ばないそうです。
勝つレーサーは自分が転んでしまう限界値を確認できたために、どこまでスピードを上げていいのか、どこまで上げ続けていいのかを掴んでいます。だから本番では限界ギリギリのところで走行できるそうです。
昨日の中3浜松北高受験クラスでは、時間コントロールのトレーニングでした。各々の定期テスト勉強を「三種類の勉強」「フリータイム」「80分間」などの時間の制約を設けて取り組ませました。全員が時間コントロールをしながら取り組めたところはさすが中3生。しかし、スタートが全力でなかったことを指摘。そこで先のバイクレーサーの話をしました。
最初から全速全開で勉強を始め、始めてからの10分間で集中しすぎるあまり、自分がどこにいるのかわからなくなるくらいまで没頭することを求めました。棋士の羽生善治さんもそのようです。自分の限界値を高めることに挑まなければ、定期テストでハイスコアは取れません。中3生たちが目指している志望校には行けません。たかが80分間です。短時間、スピード勝負。
バイクレースのように
「最初から全力でいけ!力の出し惜しみをするな」この心意気です。
中3生たちは、この話を受け入れらる心の器を持っているのでしょう。話をした後、中3生たちの雰囲気がパッと明るくなりました。次回は金曜日。中3生たちの成長が楽しみでなりません。
2021/11/10 Category | blog