超一流は「心の持ち方」も超一流だ
今回紹介する本のプロローグにこのようなくだりがある。
「人も同じように、常に進化を続け、長きに渡り「一流」を維持できる人だけが、「超一流」と呼ばれるようになる。」
ビートルズ、ケネディ大統領、サウジの大富豪・・・などの世界のエグゼクティブが集い、世界史のプラザ合意でも知られる「ザ・プラザ・ホテル」でマネージャーとして超一流の世界で学んだ奥谷啓介氏の言葉だ。
本書を読んで、超一流になるためには、「進化」と「続けること」がキーワードであると思った。仕事を通じて、多くのご家庭や小中学生と接してきて感じてきたことだが、「勉強すること」と「人生」を重ね合わせられる家庭の生徒は、進化を続けられる能力が高いように思う。ゆえに、極めて頭が柔軟で、性格も明るく、他に思いやりがあり、積極的だ。さらに、将来への展望が明るく突き抜けているところもある。つまり、超一流と呼ばれる心の持ち方が備わっているのである。
このような超一流の家庭や生徒から気付かせもらえることは本当に多いが、私も超一流の学習塾を目指している以上、人様に喜んでいただける授業やサービスに磨きをかけなければならない。自分にも、まだまだ精進が必要だ。そんな気付きも与えてくれた本であった。今年読んだ本のなかでダントツのナンバーワンである。しかし、万人受けしない本でもあることも付け加えておこう。その理由は、本の帯に書かれていたキャッチが説明してくれている。
「一流」で満足なら必要ない。
だが「超一流」を目指すなら、本書が役立つ。
超一流の働き方
奥谷啓介 / 経済界
2013/12/10 Category | blog