この上なく良い親子関係
「自然」の反対語はなんだろう?
今月の小4・小5の「国語作文」の授業での一コマです。みんなは頭を捻って考えるけどなかなか言葉が出て来ません。これ、わかるようで分かりませんよね。答えは「人工」です。
自然と人工。反対を意味する言葉ですが、この二つが偶然居合わせたところに調和を奏でる時がありますよね。
自然と人工のように相反するものの関係を「ミスマッチ」と呼ぶようですが、私はこの呼び名があまり好きではありません。なんだかネガティブな印象受けるからです。だから私はその代わりに「マリアージュ」という言葉を使っています。この言葉の方が華やかでポジティブな印象を受けますよね。
今日はある駐車場でふと空を見上げたらこの光景。空の青さに美しさを、立体駐車場に先進性を感じたのですが、お互いが引き立て合っていますよね。これこそ「マリアージュ」です。
時間の使い方が反対、行動が反対、思考が反対、そもそも親子の性格は反対なものだと思います。私はこれが正常だと思っています。この反対を異常と感じて、厳しい言葉やネガティブな言葉で親の言う通りにさせようとするのはその子の個性を奪いかねません。反対であっても相手を受け入れていくことで、新たな視点が生まれたり、良好な親子関係が築けるのだと思っています。
マリアージュとはフランス語で結婚の意味。相性がこの上なく良い関係の意味としてよく使われます。脳科学者の茂木健一郎さんがよくこの言葉を講演や書籍で使われています。きっと脳の発達を促すのでしょうね。私たちも、この上なく良い親子関係を目指していきましょう。
2022/01/28 Category | blog