春は、点を打とう
春、新中学一年生は何を勉強したらいいですか？
と、よく質問を受けます。私の答えは決まっています。
”点を打とう”
点とは興味関心の点のこと。今まで自分が知らなかったことのために頭を使ってみるのです。例えば、料理、哲学、昆虫、占星術、ロボット工学、法律などなんでも構いません。自分にとっての未知の世界を知ることですね。本を読んだり、映画を見たりして、したことのないことをしてみるのです。自分の興味が赴くままに自由自在に。すると頭の中に点が打たれていきます。直接、学校の勉強に関係しないことのことのほうが望ましいかもしれませんね。勉強する目的になると記憶に残りにくそうだから。
点を打つと、いつしか点と点が結びつくときがやってきます。やがてそれは線になり、面になり、立体になり、気づきやひらめき、叡智になっていきます。この叡智を持っている中学生とそうではない中学生が勉強をしたらどうなるでしょうか？ 想像してみるまでもありませんよね。
春は勉強するのもいいですが、私はそれよりも本を読み、映画を見たり、体験したりして、自分の頭の中に新しい点を打つことに時間を充ててほしいと思っています。新学期が始まると、なかなかその時間が取れなくなりますからね。
春は、たくさん点を打ち、未来の自分づくりに励みましょう。
2022/03/09 Category | blog
