成果を上げる時間術5つの基本③ 時間をブロッキングする
マトリクスを使った勉強の優先順位のつけ方があります。
マトリクスには重要度を示す縦軸と緊急度を示す横軸があります。この座標軸から作られる4つの領域が、勉強の優先順位を考えさせてくれます。
例えば、
①重要で、急ぎの勉強
②重要で、急いでいない勉強
③重要ではないが、急ぎの勉強
④重要でもなく、急ぎでもない勉強
この4つの領域の中で最も優先順位が高い勉強はどれでしょうか?
「①重要で、急ぎの勉強」ですね。
次いで③となります。
勉強計画を立てずに机に向かうと、「③重要ではないが、急ぎの勉強」ばかりになります。つまり急ぎの勉強は、優先順位が高くなります。
しかし受験勉強おいてはこの限りではありません。①や③ばかり勉強していると、時間をかけて取り組む弱点克服が疎かになりがち。また、難度レベルを上げた問題演習にもじっくり取り組めません。いずれも受験生が学力を高めるには避けられない勉強です。
ではどうしたらいいでしょうか?
そこで提案があります。
「②重要で、急いでいない勉強」に取り組む。
これならば急ぎではないから、時間をとってじっくり取り組めそうです。
そこで、”あらかじめ時間をブロッキング”します。
あらかじめ弱点克服するための勉強時間を決めて、この時間に他のことを絶対にしないようにブロックします。すると、じっくり取り組めるため②の勉強ができるようになります。ブロッキングはスケジュール立ての段階でいつやるのか事前に決めるのがポイント。まだスケジュールが埋まっていない段階でブロッキングの時間をとり、それからブロッキングした時間を避けて学習計画を立てていくのが良いでしょう。
時間をブロッキングすることができれば、弱点克服ができて学力が上がっていきます。
2022/05/31 Category | blog