漢字・四字熟語に充てる勉強時間は?
漢字や語句の練習に時間を割く受験生は多いです。
これは問題を読解する上で、絶対必要なことなので練習は欠かさない方がいいですよね。しかし、これに多くの時間を割く必要はありません。
なぜなら、受験問題における漢字・語句系問題の配点比率は低いからです。
例えば静大附属中の入試問題を例に挙げてみると、全5枚うち最初の一枚目に漢字・語句系問題が集中しています。配点は非公開ですが、おそらく二割程度の配点を占めていると推測できます。この対策に毎日何時間もの受験勉強を充てがうのはもったいないですよね。
配点が高いのは二枚目以降の読解問題です。しかも問題数が少ないため、一問当たりの配点が高く、もし不正解だった時のことを考えると、ダメージはとても大きいです。合否は漢字・語句ではなく、読解で決まります。だから多くの勉強時間を割く必要があるのは読解練習になります。
一年間を通すと、受験勉強には、漢字や語句を集中的に取り組む時期があります。それは春から初夏にかけて。身に付けた語彙力を元にして、読解問題の練習を始めます。
今(夏)からは、漢字や語句の練習時間はほどほどにして、読解へ切り替えていきたいですね。
2022/07/09 Category | blog