10代に読んでおきたい やさしい哲学書 5選【前編】
先日のブログ「自分のことは自分でやってほしい」では、お子さんが哲学を持つことの大切さを説きました。しかし、そんなにすぐに哲学的な思考ができるようにはならないでしょう。そこで、提案です。
本の力を借りてみませんか?
今から、私が10代のうちに読んでおきたい哲学書、しかも”やさしい哲学書”をご紹介しますね。
それでは早速行ってみましょう!
まずお勧めするのがこちら
①Good Luck
著者 アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベス
訳 田内志文
「Good Luck」はガチの哲学書ではなく、ストーリーと共に哲学を考えさせられる小説タッチのライトな哲学書。作風が劇中劇(ストーリーの中にストーリーがあるつくり)となっていて、どんどん引き込まれるストーリー展開。あっという間に読み終えてしまいます。だから普段あまり本を読まないお子さんでも安心して読めます。哲学書として初めの一冊に相応しいと思います。
しかし、中身は濃密です。自分はこれでいいのだろうか、このようにすればいいのか、やっぱりそうだよね、と、人としての在り方や生き方を考えさせられることの連続です。
「Good Luck」は一時間程度の読書で、一生自分を支えてくれる智慧が身に付くと言っても過言ではありません。超一流の名作ですね。
この本を10代に読んでおけば、これから悩んだとき、困ったとき、決断するときの羅針盤として大いに役に立つことは間違いありません。大人が読んでもハッとさせられることや気づきがあり、人生の指針にもなるほどです。私も時々読み返していますよ。
まだ読んだことのないお子さんがいればぜひ読ませてあげてください。すでに読んだことのあるお子さんはもう一度読み直してみてください。新たな気づきがあるかもしれませんよ。
2022/09/28 Category | blog