単純ミスのなくし方

 塾に寄せられる最も多い質問がこれです。

「どうしたら単純ミスをなくせるか」

 計算ミスをしたり、答えを書く所を間違えたり、問題を読み飛ばしたりと、こちらが考えられないようなミスの連続にイライラさせられた経験をお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。ここに「なんでこんなとこで間違ってるの!!!」と感情をぶちまけて、「これができるようになるまでゲームは禁止!!!」と叫ばれて、ミスしないようになりましたという話は聞いたことがありません。

 ご安心ください。この対策はきちんとあります。
 ミスはその子の思考の癖の産物ですから、普段日常でどのような思考をしがちなのか知るところから始めるのがコツです。きっと勉強以外でもミスが現れているところがあるはずですから、そこが手がかりになります。
 思考の癖のパターンは様々です。例えば、未来志向で先へ早く進めようとしているのか、そもそもやる気がないのか、はたまた細かいことを見ないようにしているのかなどなど。この思考の癖によって、具体的な対策は変わってきます。この対策とは「癒す」ことになるのですが、お子さんの欠点には目をつぶり本気で認めて褒めることに徹するだけでも効果が出てきます。

 続いて、この思考の癖を掴み、癒しながら、ミス減らし三原則をチェックしてください。

①量(身につけるためには練習量は必要です)
②目標(何のためにやっているのか)
③美意識(美しい仕上がり)

 この三つが掛け合わされると、ミスはぐんぐん減っていきます。繰り返しますが、思考の癖を癒し続けていること(欠点に目をつぶり認めて褒めることでも可)が前提です。

 まなび研究所は授業の中にここで紹介したエッセンスを取り入れているので、受験生のミスは極めて少ないです。この方法はそんなに難しいことではないと思いますので是非試してみてください。褒めることは人の欠点を抑える効果があるようです。


2014/03/24 Category | blog 



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