自立した子が中学受験に成功する ー キッチリタイプとリーダータイプ ー
今回のまな研ラジオでは、「（浜松西高中等部や静大附属浜松中の）中学受験に成功しやすい子」について話しています。その内容をブログでご紹介しますね。
20年以上受験指導をしていて感じているのは、中学受験に合格しやすい子は、ズバリ”自立”しています。
”自立”といえば、どんな状態を思い浮かべますか？
それは①自己管理ができ、②学習スケジュールを組み立て、③時間を有効に管理し、④リスクを背負う覚悟を持つ子どもたちのことを指します。自立した子どもたちは、スケジュール通りに学習を進め、試験前のあせりを避けるだけでなく、時間を有効に活用するスキルも身につけています。さらに、リスクを恐れずに新しいことに挑戦し、自己成長につなげていきます。たとえば、初めて見る問題に対してもチャレンジしたり、自分の弱点を克服するために新しい学習法を取り入れたりします。
そして、自立している子の特徴として、「キッチリタイプ」と「リーダータイプ」があります。
「キッチリタイプ」は、スケジュール通りに学習を進め、時間をきっちりと管理する子どもたちを指します。例えば、毎日の学習計画を自分で立て、それに沿って時間を有効に使っている子たちはこのタイプに該当します。当然、勉強の仕方が上手く、ミスも少なく、確実に点数を取ることができます。
一方、「リーダータイプ」は、周りを引っ張っていく能力を持ち、グループ学習ではリーダーとなって活躍する子どもたちを指します。彼らは一人で学習するだけでなく、グループ学習においても自ら進んでリーダーシップを取ります。例として、塾のクラスで他の生徒を率いて学習する子、または課題を解決するためにアイデアを出す子などがいます。ゆえに、学校やクラスでは頼られる存在となり、内申点が高いです。
お子さんは、どちらのタイプに当てはまるでしょうか？
以上のように、中学受験に成功しやすい子は、自立していて、リーダーシップを発揮し、リスクを恐れずに挑戦することができる特徴を持っています。そして、柔和な顔つきの中に好奇心と読書への愛情があふれている子です。これらの特徴を持つ子どもたちが、受験で成功を収めることが多いのです。
では、どうしたら自立している子に育つのか、次回（来週）は、”自立を育てるための方法”についてお伝えします。
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2023/06/24 Category | blog
