【浜松西高中等部 作文問題】説得力ある文章を書くための4つの方法
作文でやってはいけないことは、抽象的な表現を多用し説得力がない文章を書いてしまうことです。では、どのようなことを練習すれば、相手に理解してもらえる文章を書けるようになるのでしょうか。
説得力のある文章を書くための練習方法やポイントを提案します。
- 具体例を挙げる:
抽象的なアイディアや概念には、具体的な例やエピソードを付加することで、読者の理解が深まります。
「私たちが環境保護の大切さを理解する」という抽象的な表現だけでは、読者に伝わりにくいです。それを「私たちが毎日使うプラスチックストローが海に捨てられると、海洋生物がそのストローを食べてしまうことがあり、その結果として命を失ってしまう」という具体的な事例を示すことで、読者の感情や理解を引き出すことができます。 - 5W1Hを意識する:
何(What)、誰(Who)、いつ(When)、どこ(Where)、なぜ(Why)、どのように(How)の要素を明確にすることで、文章の内容が明確になります。
5W1Hを活用することで、例えば「昨年、東京のある公園で開かれた環境保護のイベントにて、500人以上の参加者が集まり、それぞれが持ち寄った不要なプラスチック製品を回収しリサイクルに回された」と具体的に書くことができます。 - 文章の構造を意識する:
ポイントごとに段落を分け、一つの段落に一つの主題を持たせることで、文章の流れが明確になります。
文章の構造を意識することで、例えば「まず、海洋汚染の現状について触れ、次に私たちができる具体的なアクション、最後にその取り組みが地球にどれだけの影響をもたらすか」という段落の流れで整理することができます。 - 良質な読書をする:
良い文章を多く読むことで、その文章の構造や言葉の選び方を自然と学ぶことができます。特に、説得的なエッセイや論文を読むことで、説得力のある文章の書き方を学ぶことができます。
良質な読書におすすめなのが、ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」です。説得力のある著作を読むことで、文章の書き方や情報の整理方法を学ぶことができます。
これらのポイントを意識し、継続的に練習することで、具体的で説得力のある文章を書くスキルを向上させることができます。
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2023/09/06 Category | blog