テストは終わった後が大事
期末テストの結果はいかがでしたか?中学1年生にとっては、今回が初めての定期テストという学校もあるでしょう。
お子さんはどんな問題が出るのか、どれくらいの問題量があるのか予測できないまま、テスト範囲の勉強に取り組んだことでしょう。計画通りに進まず、テスト前日までにやりたい勉強が全部できなかったというケースも多かったかもしれません。
テストの返却は約1週間後に行われますが、結果はどうあれ、お子さんにぜひ取り組んでほしいことがあります。
それは「振り返り」です。
振り返りを制する者はテストを制します。振り返りを軽視しないでください。
振り返りが上手なお子さんは、次第に勉強の仕方も上手になっていきます。逆に振り返りを簡単に済ませてしまうと、同じミスを繰り返す可能性が高くなります。
ここでは、具体的な振り返りの方法を2つご紹介します。
1. ミスの原因分析
テストで間違えた問題の原因を分析します。単なるケアレスミス、理解不足、時間配分のミスなど、それぞれに対策を立てることが重要です。原因をしっかり把握することで、同じミスを繰り返さないようにできます。
例えば、「数学で計算ミスが多かった」場合は、計算の確認方法を工夫する必要があります。計算の途中経過をしっかりとメモする、見直しの時間を確保するなどの対策を講じましょう。
2. 学習時間の配分分析
各科目にどのくらいの時間をかけたかを振り返り、学習時間の配分が適切だったかを確認します。得意科目に時間をかけすぎたり、苦手科目を後回しにしていないかを見直すことが大切です。次回のテストに向けて、バランスの取れた学習計画を立てましょう。
例えば、「国語に時間をかけすぎて理科の勉強が不十分だった」場合は、国語の勉強時間を少し減らし、その分を理科に充てるように調整します。これにより、全体的な成績向上が期待できます。
振り返りを通じて、お子さん自身も多くの気づきを得るでしょう。今回ご紹介した2つの方法を参考に、お子さんが自分を成長させ、成績を向上させるための振り返りをサポートしてください。
2024/06/14 Category | blog
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