6ヶ月間で国語の苦手意識を払拭した受験生の話
今日は、私たちが提供している「プライベート選書サービス」についてお話ししたいと思います。
読書は、単なる趣味や娯楽ではありません。特に受験生にとって、読書は知識を広げ、思考力を鍛え、人間性を豊かにする受験勉強の一つです。しかし、「何を読めばいいのかわからない」「難しい本は挫折してしまう」といった悩みを抱える受験生も多いのではないでしょうか。
選書とは?
そこで私たちが提供しているのが、「プライベート選書サービス」です。このサービスの最大の特徴は、私が受験生一人ひとりの読解力レベルに合わせて、最適な本を選んでいくことにあります。私の基準は、「ちょっと背伸びしたレベルで受験生を成長させる本」であり、一歩一歩大人への階段を登らせていくイメージで選書しています。
第一冊目は、小6受験生も中3受験生も同じ本からスタートします。この本を基準として、受験生が読み終えた後、読了にかかった期間、感想などを詳しく聞きます。この対話を通じて、受験生の思考の深まりや興味の変化を把握し、次に読むべき本を選んでいきます。
6ヶ月間で国語の苦手意識を払拭した受験生の話
中学3年生の7月から選書サービスを始めた生徒は、当初、国語の定期テストの正答率が50%程度で苦手意識を持っていました。読書習慣がなかったため、読解力を要する問題で点数が伸び悩んでいました。しかし、7月から12月までの6ヶ月間で正答率は85%まで上昇し、国語に自信を持てるようになりました。この間読んだ本は8冊ありましたが、十分な読解力が身につけられたと感じています。
このように、一人ひとりに合わせた「ちょっと背伸びしたレベル」の本を選ぶことで、精神年齢が高まり、思考の幅が広がり、深みも増していく受験生が多いのです。そして、読書を重ねるうちに、自分で本を選べるようになっていきます。これは、生涯にわたって役立つスキルになります。
顔つきが穏やか、話す言葉も優しい
実はこの「プライベート選書サービス」は、私たちの受験コンサルティングの一環でもあります。
選書を通して身についた知識は、静大附属浜松中学校や浜松西高等学校中等部といった難関校の入試で求められる幅広い教養にもつながります。
毎年、選書サービスを利用した受験生さんからは、「問題文が早く読めるようになった」「問題を多角的に見られるようになった」「論理的に解けるようになった」といった声をよく聞きます。これは、まさに入試で求められる力そのものです。
もちろん、読書だけで受験対策が完結するわけではありません。しかし、適切な読書習慣は、学力向上の基盤となり、精神性を高めます。選書を受けた受験生は、顔つきが穏やかになり、話す言葉も優しくなります。そんなところからも、大人へと近づいているのを感じます。受験勉強と同じくらい読書を習慣にし、志望校合格を目指していきましょう。
2024/07/04 Category | blog