受験生こそ成功曲線を描こう
この時期は受験相談の問い合わせを多くいただきます。中学受験に挑む小6生も、高校入試に挑む中3の親御さんも、この秋がもっとも落ち着かない時期だと思います。まだ受験日までに時間があるようでないという微妙な時期だけに、あれもしなければ、これもしなければと考えがちになり、焦る気持ちが出てきます。
しかし、親御さんが焦る気持ちを抱き始めると、子どもは敏感にそれを察知するので注意が必要です。よく遭遇するケースは、小6生は親に対してオドオドして縮こまり、中3生はイライラして反発します。これではいくらお子さんが机に向かっても落ち着いて勉強できないため、せっかくの勉強も身につきません。
それでは、どうしたらいいのか?
軸を持つことです。我が家を勉強しやすい雰囲気に満ちた場所にするという軸を持つことです。例えば、こまめに掃除して整理整頓したり(上手くいかないときは整理整頓ができてなくて、気の流れが滞っている場合が多い)、テレビを消して集中しやすい環境にしたり、ネガティブな言葉を使わないようにするなど。この軸が備われば、親子の会話も明るくなりますし、食事の時間も勉強に合わせた時間帯に変わってきます。焦ることとは無縁になります。
お子さんが勉強しやすい、つまり学力を向上させやすいようにするには、今、家庭をどうしたらいいか判断できるかが、ここから成長できるかどうかの分岐点になります。これは何も受験生を持つ家庭だけでなく、学級クラスでも、部活動でも、または会社でも同様です。
学力向上や志望校合格の基本は「成功曲線を描く」ことです。まなびのセミナーや面談でも、皆さんに耳にタコができるくらいくり返しお伝えしてきましたが、これを基本ベースとして受け入れることです。そうすれば、きっとお子さんのことを信じられるようになり、ご家庭が勉強しやすい場になります。志望校合格はすぐそこにありますよ。
2014/10/03 Category | blog