静大附属浜松中の志願倍率非公表について考える
受験生の保護者の皆様、こんにちは。25年以上にわたり浜松地域の受験指導に携わってきた塾長の古橋です。
今回は、多くの保護者の方々から寄せられる「静大附属浜松中はなぜ志願倍率を公表しないのか」という疑問についてお話ししたいと思います。この問題は、特に初めて中学受験に挑戦されるご家庭にとって大きな不安要素となっていることを、日々の指導を通じて強く感じています。
実は、この「倍率非公表」という方針には、受験生とそのご家庭の皆様にとって、意外にもポジティブな意味が隠されているのです。
数字だけでは見えない入試の本質
私がいつも生徒たちに伝えているのは、「倍率は合否を決める唯一の要素ではない」ということです。静大附属浜松中の入試では、ペーパーテストの点数だけでなく、グループワーク型の面接に大きな比重が置かれています。この面接では、お子様の考える力や協調性、そして何より「伸びしろ」が重視されます。
つまり、単純な倍率では測れない、お子様一人一人の個性や可能性が重要な評価ポイントとなるのです。
年々変化する募集状況
また、静大附属浜松中の募集人数は年によって微妙に変動します。附属小学校からの内部進学者数も同様です。このような状況で単純な倍率を公表すると、かえって受験生の皆様に誤解を与えかねません。
私の経験から申し上げますと、倍率にとらわれすぎることで、本来なら十分に合格可能な生徒が志願を諦めてしまうケースを何度も見てきました。それは非常に残念なことです。
受験生の皆様へのメッセージ
当塾では、24年間の指導実績を通じて、静大附属浜松中の入試傾向を丁寧に分析してきました。その中で確信を持って言えるのは、「倍率」よりも大切なのは、お子様自身の学習への取り組み方や、問題に向き合う姿勢だということです。
特に、以下の点に力を入れて指導しています:
- 基礎学力の確実な定着
- 思考力・発想力を育む問題演習
- グループワークを通じたコミュニケーション能力の向上
- 自分の考えを論理的に表現する力の育成
保護者の皆様へ
確かに、倍率が公表されないことは不安の種となるかもしれません。しかし、それは逆に、お子様一人一人の可能性を最大限に引き出すチャンスでもあるのです。
まなび研究所では、定期的な保護者面談を通じて、お子様の進捗状況を詳しくご報告し、受験に向けた具体的なアドバイスを提供させていただいております。
不安なお気持ち、よく分かります。だからこそ、共に歩んでいきましょう。お子様の可能性を信じ、その成長をサポートさせていただければ幸いです。
まなび研究所は、これからも浜松の子どもたちの未来を応援してまいります。受験に関する不安や疑問がございましたら、いつでもご相談ください。
2024/12/19 Category | blog
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