公立中高一貫校適性検査|お子さんと一緒に考える時間配分の工夫

中高一貫校の適性検査まで残り3週間。お子さんの様子を見ていると、時間配分に悩む姿が見られるかもしれません。しかし、この期間は焦りすぎず、むしろお子さんと一緒に最適な学習方法を見つけ出すチャンスかもしれません。

1. 時間を意識することから始める
先日、ある生徒が「時計を見るのが怖い」と話してくれました。確かに、時間を気にしすぎると焦りにつながります。そこで大切なのは、時間を「制限」ではなく「目安」として捉えること。例えば、1問解き終わるごとに、さりげなく時計を確認する習慣づけから始めてみませんか。

2. お子さんなりの解き方を見つける
全ての問題を順番通りに解く必要はありません。「図や表がある問題が得意」「文章を読むのに時間がかかる」など、お子さんには必ず得意・不得意があるはずです。普段の学習中に、どんな問題から取り組むと安心して解けるか、お子さんと一緒に探ってみましょう。

3. 見直しの意味を考える
見直しの時間は、単なる「間違い探し」ではありません。ある生徒は「解けなかった問題にもう一度チャレンジする時間」として活用し、別の生徒は「自分の解答を説明する練習の時間」としています。お子さんにとって意味のある見直し方法を、一緒に考えてみませんか。

4. 基礎力を支える生活習慣
夕食時の新聞記事の話題や、買い物での計算など、日常生活の中にも学びのチャンスは隠れています。わずか5分でも、お子さんが「できた!」と実感できる時間を作ることで、自然と基礎力は育まれていきます。

5. 心の支えとなる言葉
試験本番で最も大切なのは、お子さんが「自分を信じる力」です。ある保護者の方は、朝の準備を手伝いながら「あなたならできる」とさりげなく声をかけることを心がけているそうです。日々の小さな進歩に目を向け、認める言葉をかけることで、お子さんの心は少しずつ強くなっていきます。

この3週間は、お子さんと向き合い、共に成長できる貴重な時間です。時間配分の工夫を通じて、試験に向かう姿勢だけでなく、物事に取り組む力も育っていくのではないでしょうか。

今夜、お子さんと「今の気持ち」について話してみませんか。その対話から、新たな発見があるかもしれません。


2024/12/24 Category | blog 



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