冬休み、お子さんの学びに寄り添う時間 ― 県学調に向けた中学1・2年生の基礎力を育むために ―
冬休みは、中学1年生と2年生にとって基礎力を高める大切な機会です。お子さんと一緒に過ごすこの時期、どのようなサポートができるのか、考えてみませんか。
お子さんの学習を支える時のポイント
教科書や問題集に向かう時間を大切にしながら、お子さんの「わかった!」「できた!」という喜びに寄り添っていきましょう。例えば、英語の文法が苦手だったAさんは、「これだけは覚えよう」と決めた基本文を毎日3つずつノートに書き写していました。最初は面倒くさがっていましたが、継続するうちに自信がつき、テストでも良い結果を残すことができました。
学習環境づくり
図書館や自分の部屋など、お子さんが集中できる場所を見つけることも大切です。ある保護者の方は「息子は図書館が好きみたい。静かな環境で、自分のペースで勉強できるからかな」と話してくれました。
でも、ずっと机に向かっているわけではありません。90分勉強したら、お気に入りの音楽を聴いたり、家族で散歩に出かけたり。そんなメリハリのある時間の使い方も効果的です。
基礎力を育むために
教科書の基本問題に立ち返ることは、とても意味のあることです。特に数学では、つまずきやすい単元をじっくり復習することで、理解が深まっていきます。
ある生徒は「最初は全然わからなかった方程式も、基本からやり直したら、だんだん解けるようになってきた」と話してくれました。基礎からの積み重ねが、確かな力になっていくのですね。
これからのこと
冬休みの学習を通して、お子さんは知識だけでなく、「やればできる」という自信も身につけていきます。時には「今日はここまでできたね」「難しい問題に挑戦したんだ」と、具体的に認めてあげることで、お子さんの意欲も高まっていくはずです。
お子さんの成長に寄り添いながら、温かく見守っていけたらいいですね。焦る必要はありません。一つひとつの小さな進歩が、きっと大きな力になっていくのですから。
2024/12/25 Category | blog
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