中学生の今を支える。未来を育てる。 ~学習コンサルティングが必要な理由~

中学時代は、誰もが大きな変化と向き合う時期です。教科の数が増え、内容も急激に難しくなります。部活動も本格的になり、友人関係も複雑になってきます。そんな中で「勉強についていけない」「時間がない」「やる気が出ない」と悩む生徒さんは少なくありません。

先日、ある生徒さんはこんな悩みを打ち明けてくれました。
「数学が苦手で、問題集を開くのも嫌だった。でも、部活も頑張りたいし、成績も上げたい。どうしたらいいかわからない…」

コンサルティングを重ねる中で、この生徒さんの課題が見えてきました。数学の苦手意識は「基礎的な計算力の不足」が原因でした。また、部活動と勉強の両立ができないのは、「時間の使い方」に工夫が必要だったのです。

そこでまず、1日の生活を振り返ってもらいました。すると、SNSに費やす時間が予想以上に長いことがわかりました。「部活後の30分」「通学時間」「休み時間」など、短い時間でも活用できる場面がたくさんありました。

学習面では、計算ドリルから始めて、少しずつ難しい問題に挑戦していくプランを立てました。最初は基礎問題を5問、それを毎日続けることから始めました。「毎日できた!」という小さな成功体験を重ねることで、徐々に自信がついてきたのです。

2か月後、その生徒さんはこう話してくれました。
「時間の使い方がわかってきた。少しの時間でも、やればできることがあるんだって実感できた。数学も、最初は本当に嫌いだったけど、基礎からやり直してみたら、だんだん理解できるようになってきた」

このように、まなび研究所では一人ひとりの状況に合わせて、具体的な改善策を提案しています。例えば、浜松西高中等部の生徒さんには、予習・復習のポイントを絞った効率的な学習法を。浜松北高を目指す生徒さんには、定期テストと受験勉強を両立させる時間管理術を。それぞれの目標に応じた、オーダーメイドのサポートを行っています。

また、生徒さんには「なぜこの勉強が必要なのか」という視点も大切にしてもらっています。例えば数学では「方程式を学ぶことで、日常生活の様々な場面で、物事を論理的に考えられるようになる」といった具合に、学習の意義を理解することで、モチベーションの持続につながっています。

このように、今の学びを将来につなげる「俯瞰的な視点」を持つことは、とても重要です。目の前の試験だけでなく、その先の進路も見据えた学習計画を立てることで、より効果的な学習が可能になるのです。

子どもたちの可能性は無限大です。しかし、その可能性を伸ばすためには、適切なタイミングで適切なサポートが必要です。私は、お子さまの「わからない」「できない」という気持ちに寄り添い、一緒に成長への道筋を考えていきます。

「自分で考え、答えを見つける力」。これは、受験だけでなく、その先の人生でも必ず活きてきます。お子さまの学びの伴走者として、私たちにできることを一緒に考えてみませんか。


2024/12/27 Category | blog 



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