冬期講習「問題演習」での素晴らしい成長 ~6.8から8.1へのキセキ~
12月23日から始まった冬期講習「問題演習」では、生徒たちの日々の成長が私たちスタッフの心を温めています。特に印象的なのは、生徒たちの振り返りの質の向上です。
講習初日、多くの生徒たちは「頑張りました」「問題が解けました」といった簡潔な振り返りにとどまっていました。しかし、わずか4日間で大きな変化が見られました。今では「今日の数学の図形問題では、最初に図を丁寧に書くことで解き方が明確になり、予定より早く問題が解けました」といった具体的な振り返りができるようになっています。
実際、振り返りの質を評価する10段階評価では、初日の平均点が6.8点だったのに対し、4日目には8.1点まで上昇しました。この数字の背景には、生徒一人一人の真摯な努力と成長があります。
問題演習シート 目標・振り返り評価基準(10段階)
レベル10(最高評価)
- シート内の目標に対する達成度を具体的な数値で示している
- 困難な課題への挑戦プロセスと、そこからの学びを具体的に記述している
- 理解度、時間配分を数値で示し、改善の余地を前向きに捉えている
- 努力と成長の関連性を認識し、次回の具体的な改善策を示している
レベル9
- シート内の目標に対する達成度を数値で示している
- 課題解決のために行った具体的な努力について記述している
- 失敗や困難を学びの機会として捉えた記述がある
- 次回の改善に向けた具体的な行動計画がある
レベル8
- シート内の目標との関連を意識した振り返りができている
- いずれかの要素(達成度・理解度・時間配分)を数値で示している
- 失敗や困難から得た気づきについて言及している
- 成長につながる具体的な改善点を示している
レベル7
- シート内の目標を意識した振り返りができている
- 努力のプロセスを具体的に記述している
- 困難への対応について言及がある
- 改善への意欲は示されているが抽象的である
レベル6
- シート内の目標への言及はあるが、対応関係が曖昧
- ある程度の努力の跡が記述されている
- 課題への取り組み姿勢は前向きである
- 改善意欲は示されているが具体性に欠ける
レベル5
- シート内の目標との関連性が薄い
- 「できた」「できなかった」程度の簡単な評価
- 努力や成長への言及が不十分
- 改善策が具体的でない
レベル4
- シート内の目標をほとんど意識していない
- 感想のみの記述
- 困難や失敗を否定的に捉えている
- 改善意欲が見られない
レベル3
- シート内の目標と無関係な振り返り
- 「頑張った」などの一言評価
- 努力の過程への言及がない
- 成長への意識が見られない
レベル2
- 数文字程度の最小限の記述
- シート内の目標との関連が全くない
- 自己の能力を固定的に捉えている
- 改善の可能性を否定している
レベル1(最低評価)
- 記入なし
- 理解不能な記述
- 学習意欲の完全な欠如
- 成長可能性への否定的な態度
特に印象的なのは、生徒たちが「できなかった」ことを「まだできるようになっていない」と捉え直せるようになってきたことです。この前向きな姿勢の変化は、今後の学習においても大きな力となることでしょう。
まだ講習は続きますが、生徒たちの提出する問題演習シートを見ていると、この冬の学びが、きっと、志望校合格、春への大きな飛躍につながっていくことを確信しています。
これからも生徒たちの成長を、スタッフ一同、温かく見守っていきたいと思います。
2024/12/29 Category | blog