2025年 学びの主体者としての成長を願う
新年を迎え、受験生の皆さんの本格的な戦いがいよいよ始まります。
寒い朝、暖かい布団から抜け出して机に向かう。その一歩一歩が、確かな成長への道のりです。1月11日の中学受験を皮切りに、高校受験、大学受験と、それぞれの目標に向かって進んでいく生徒たちの姿を見ていると、私たち教師陣も身が引き締まる思いです。
昨年末、ある生徒が休み時間に読んでいた本について熱心に語ってくれました。「先生、この本に出てきた考え方が、数学の証明問題を解くヒントになりました」と。その瞬間、読書が単なる知識の習得だけでなく、考える力を育む大切な糧となることを、改めて実感しました。
2025年、まなび研究所は「読書を通じた思考力の育成」と「受験生の自立」を軸に、新たな一歩を踏み出します。授業では、教科書や問題集だけでなく、様々な本との出会いを大切にしていきます。たとえば、歴史の授業で扱う時代背景を、小説を通して立体的に理解する。数学の問題を、科学エッセイの視点から考察する。そんな多角的な学びを実践していきます。
また、受験生の自立とは、単に一人で学習を進められるということではありません。「なぜこの問題が解けないのか」「どうすれば理解が深まるのか」を自分で考え、必要に応じて質問や相談ができる。そんな学びの主体者として成長していってほしいと考えています。
受験はゴールではなく、その先の豊かな人生への通過点です。まなび研究所は今年も、一人一人の生徒が自分らしい学びの道を見つけられるよう、共に歩んでいきます。
本年も、ご家庭と手を携えながら、お子様の成長を見守ってまいります。共に、学ぶ喜びを分かち合える一年にしていきましょう。
2025/01/04 Category | blog
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