寒い朝の入試に向けて ~お子さんと過ごす大切な前日・当日~ 浜松西高中等部・静大附属浜松中 受験生の保護者の方へ

浜松の1/11(土)と12(日)の朝は、特に冷え込みが厳しくなりそうです。浜松西高中等部や静大附属浜松中の入試会場となる体育館では、その寒さがより一層身にしみることでしょう。

長年の受験指導を通じて、試験前夜のご家庭の様子が目に浮かびます。「もっと何かしてあげられることは?」と考える保護者の方々の気持ちに寄り添いながら、これまでの経験から得た気づきをお伝えしたいと思います。

心地よさを大切に

試験当日の服装で最も大切なのは、意外にも見た目ではありません。お子さんが「この服装なら安心」と感じられることです。

例えば、ある生徒さんは、「毎日の学習時に着ていた制服がいちばん落ち着く」と話してくれました。また、「お気に入りのセーターを着ていると、なんだか強くなれる気がする」という声も。新しい服を用意することにこだわる必要はありません。

具体的な準備のヒント

温度調節がしやすい服装の例:
– 慣れ親しんだ長袖シャツやカットソーをベースに
– お気に入りのカーディガンやセーターを一枚
– 動きやすさを確認した上着

寒さ対策として、薄手のひざ掛けやカイロを持たせる方も多いようです。カイロは直接服につけるのではなく、バッグの中に入れておく方が安心です。

大切なのは信頼すること

以前、ある保護者の方から印象的な言葉をいただきました。「某中学校のオープンテストで緊張する子どもに『頑張ってきてね』と声をかけたら、かえって重荷になってしまったようです。入試当日は『行ってらっしゃい』と、いつも通りに送り出したら、子どもの表情が柔らかくなりました」

確かに、これまで積み重ねてきた努力を信じることが、今のお子さんに一番必要なのかもしれません。

入試当日に向けて

前日は早めの就寝を心がけ、朝はゆとりを持った時間配分で。温かい朝食と、いつも通りの「行ってらっしゃい」。その何気ない日常が、お子さんにとって大きな支えとなるはずです。

厳しい寒さの朝となりそうですが、これまでの学習の成果を十分に発揮できる一日となりますように。私たちも、すべての受験生の健闘を心より願っています。


2025/01/07 Category | blog 



« »