面接試験の待ち時間が特別な時間に変わる 〜 静大附属中、浜松西高中等部の入試当日に読みたい”塾長古橋おすすめ6冊”

お子さんと一緒に、入試当日の過ごし方について考えてみませんか?特に、試験と試験の間の待ち時間。この時間をどう使うかで、お子さんの心の状態も大きく変わってきます。

静大附属浜松中や浜松西高中等部の入試では、特に面接試験の待ち時間が長くなることがあります。最終組では3時間ほどの待ち時間が生まれることも。この時間、お子さんはどんな気持ちで過ごすのでしょうか?

そこで、心を穏やかに保ちながら待ち時間を過ごせる方法として、短編小説をご紹介させていただきます。短編小説なら、限られた時間でひとつの物語を楽しむことができます。

塾長古橋おすすめ6冊をご紹介します:

『つめたいよるに』(江國香織)
雪の降る静かな夜。一人の少女が家族への思いを抱きしめる物語です。繊細な描写は、むしろ試験会場の静けさの中でこそ、心に深く染み入るかもしれません。

『給食アンサンブル』(如月かずさ)
中学1年生たちの心温まる物語。給食時間を通じて育まれる友情に触れることで、これから始まる新しい学校生活への期待が自然と膨らんでいきます。

『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎)
小学6年生の男の子が主人公。軽やかな文体で描かれる日常の中に、深い気づきが散りばめられています。特に「カムパネルラ」は、きっとお子さんの心に残る作品になるはずです。

『ペンギンは空を見上げる』(八重野統摩)
ロケット開発者を夢見る少年の物語。美しい文章の中に、夢を追いかける勇気が詰まっています。

『十四歳日和』(水野瑠見)
14歳の心の機微を丁寧に描いた連作集。「言葉にできない気持ち」が優しく表現されています。特に「空色の部屋」は、新しい環境に向かうお子さんの気持ちに寄り添ってくれるでしょう。

『放課後の文章教室』(小手鞠るい)
文章を書くことについての筆者の様々な気づきが、温かな視点で語られています。人生論にも通じるエッセイです。読みやすいです。

大切なのは、無理のない読書です。物語の世界に触れることで、緊張した心がほぐれていく。そんな穏やかな気持ちで面接に臨んでほしいと願っています。

お子さんの心に寄り添える一冊が見つかりますように。そして、その本が試験当日の心強い味方になりますように。


2025/01/09 Category | blog 



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