打ち出の小づちを手に入れる
ある塾生のお父さんが、まなび研究所の授業は合宿のようだと話してくれた。小学生も中学生も東西南北あらゆる地域から生徒達が集う。私立も公立も国立も中高一貫校もある。塾に通っている今年の小学生の出身学校を数えたら20校もあった。あらためてその数の多さに驚いてしまった。
私たちの授業は教科書を使わないし、教科書の内容も追いかけない。どの授業も「読み・書き・計算」や「反復練習」のような基礎基本を徹底的に指導するスタイルだ。だから学校が違っていることは私たちには関係ない。
この基礎基本がいかに大切かを表している話がある。
「ある男に魚を一匹与えると、その人に一日分の食料を与えたことになる。同じ男に魚の釣り方を教えてあげれば、その人に一生分の糧を与えたことになる」。
この話が示しているように、子どもたちの口にたくさんの魚を詰め込むかわりに、「どのようにしたら魚が釣れるのか」を教えることが、「学べば学ぶほど学力が高まっていく」打ち出の小づちを生徒に持たせることになる。これこそが基礎基本である。
勉強して学歴を得て、その学歴でいい給料をもらおうという考えなど私たちにはなく、ここでは徹底的に勉強してもらう。「始終わが身のいく先ばかり考えているようでは、修業は出来ぬ」の言葉を残した福沢諭吉のように。
さて、大変お待たせしました。まなび研究所の新年度チラシが、明日新聞に折り込まれます。このチラシは納得いくデザインができず、完成までに時間をかけてしまいました。多くの人に基礎基本を大事にしてもらいたいという想いを込めて折り込ませていただきます。どうぞよろしくお願いします。
2012/02/17 Category | blog