算数の授業内容を刷新、そのねらいは
先生、なぜ算数の授業時間が短くなったんですか?
今春小5になる生徒からの質問です。彼曰く、もっと授業時間を長くして欲しいとのこと。
だって、楽しいだもん。
と、私が驚いている間にすぐ言葉が続いた。
この言葉は嬉しいですね。しかし、私の仕事は生徒の学力を上げることです。生徒が喜んでくれているからといって、ここにあぐらをかくわけにはいきません。塾の命題を追い求めて授業を大幅に改良しました。
巷では「ダウンサイジング」が定着した感があります。車や家電などにその潮流が見られますよね。私流の解釈をすると「少ない力(小さいサイズ)で大きな成果を上げること」になります。もうお気付きですね、まなび研究所の小4や小5の算数はダウンサイジングを図りました。
ダウンサイジングさせるにあたり、もっとも意識したことは「リズム」です。新しい算数の授業は、丹田呼吸法から始まり、論語の素読、頻出計算の暗唱、計算100題、算数パズル・・・と、次から次へとトレーニング内容が変わります。言うなればリズミカルに授業が展開されていきます。新年度の授業はゼロベースで考えた結果、従来とは全く異なる授業構成になりました。これにより今までよりも集中力が高められ、リズムにのり集中が持続しやすくなりました。
しかし、小4や小5が集中できる持続時間を考慮すると、このトレーニングでは負荷が大きく、後半は集中力が続きにくくなるのです。そのため従来より授業時間を10分間短くして、授業の最後まで算数頭脳を回転させられるようにしました。
このブログやポッドキャストでも伝えてきましたが、頭が良くなるということはどれだけ頭に刺激を与えられたかです。さらに、頭を高速回転させる機会をどれだけ多く持つかです。
新年度の授業が始まり、授業の作り手として最高のスタートを切れたと自負しています。これからゴールデンエイジに向かう彼らを逞しく成長させていきたいと思います。
<追記>
受験に向かう小6算数も授業内容を刷新しました。こちらはダウンサイジングではなく大型化。前年比1.5倍の授業時間です。大型化させましたが、内容はより緻密になりました。合格に向けて、また中学進学に向けて、緩急織り交ぜたトレーニング内容になっています。他学年より飛躍的に学力が伸びる小6を合格に向けて育成していきます。
2016/03/11 Category | blog
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