果敢に高校受験へ挑んだ者へメッセージを送る

昨日、高校入試の合否発表が行われた。そこで感じたことを話そう。

次の部屋へ進む扉が開いた。その扉は重かったのだろうか、それとも軽かったのだろうか。合格を勝ち取った受験生はその感触を忘れないでほしい。

それはなぜか?

大人になるとわかるのだが、自分の行きたい部屋の扉を次々に開けていく人というのは、それは軽く開けられるものなのだ。つまり、軽く感じられる感覚が成功者の感覚であり豊かな人生を送っている人たちの感性なのである。
逆の立場の人の話をしよう。行きたい部屋への扉を開けられず、別の扉を開けることになった人。端から見ていると、どうもその人は判断が遅かったようなのだ。本当にこの扉を開けていいいのかどうなのか、本人なりによく考えたのだろうが、考えすぎてそれがかえって扉を重くしてしまったようである。そしてしまいにはタイミングを逃し自分の力では開けられなくなった。

ではどうすればよかったのか?

答えは簡単だ。その時の自分ではその扉を開けれなかったのだから、開けられる自分に変わればよかったのである。そこで今までにその扉を開けた人たちがどういう思考をしてどんな行動していたのかリサーチしてみる。彼らの特徴は大概「軽やか」なことに気がついたはずだ。そして自分もそのようにしてみる。つまり躊躇なく自分をアップデートさせて、どんどん自分の姿を変容させればよかったのだ。これは受験生である自分自身が気がつき行動に移さなければできない。親と二人三脚で進める中学入試では体験できない。思春期真っただ中の中学生で、かつハードな高校受験に挑む者だけが体験できる貴重な体験である。変容を何の抵抗もなくできる人が志望校に合格していく。これが高校受験で難関高校に軽やかに合格していく中学生であると私は分析している。

高校入試は中学生にとって親を頼りにしたくなく自分で取り組みたい自我のもと挑むもの。孤高なチャレンジでもある。しかし、この冒険がどれだけ自分自身を鍛えてくれることか。大きな産物が得られるものだ。入試の結果はどうあれ、一生懸命に取り組んだ者にはその者だけの特別な扉が開かれる。何ごとも一生懸命に取り組めば必ず得られるものがあるとはよく言ったものである。ある生徒にとっては勇気であり、別の生徒には挑戦であったりする。実はこれが自分にとって本当に必要な扉であり、将来、自分の夢を叶える部屋の扉であったりする。
今年のまなび研究所の受験生全員をこの扉の前まで連れてきたしたつもりだ。あとは軽やかな気持ちでドアノブに手をかけ、ワクワクした気持ちで開けるだけだ。さぁ、今がその時だよ、次の部屋をおもいきり楽しもう!


2016/03/16 Category | blog 



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