想像力を膨らませてくれる大作
先が読めないストーリーは読み手の頭を猛烈に想像にと掻立てる。これがページを繰る手を速める。ジョージ・ルーカスが映画で創ったSTAR WARSもそうだった。しばらくはそのことばかりを考えてしまい、続きが気になる。頭の中が自分の想像でいっぱいになるのだ。この「精霊の守り人」も同様で、先の展開が読めないストーリー。頭がフル回転させられる本。
今春より、この「精霊の守り人」がNHK放送90年を記念した大河ファンタジーとして放映される。原作が手に汗握るストーリー展開を見事に描写していただけに、映像も期待してしまうのは私だけではないだろう。きっとデジタル技術を駆使した驚くような映像なんだろう。まるでSTAR WARSのように。
放映当日はオンタイムで見れなかったので番組を録画。今からこれを観るのがとても楽しみだ。本を読んで自分が想像した世界がどれだけ表現されているか、それとも違うものなのか比べることも楽しみにしている。
この本は厚いけれども読み出したら止まらない。一気に最後のページまで駆け抜けていく。これがたまらなく爽快なのだ。まだ読んだことのない方はこの機会に是非一度読んでほしい。今、もっとも話題のストーリーだ。
書籍:精霊の守り人
著者:上橋菜穂子
出版社:偕成社
NHK放送90年大河ファンタジー
精霊の守り人
http://www.nhk.or.jp/moribito/
2016/03/23 Category | blog
« 第62回 前回に引き続き、中学受験生をお持ちのご家族の心構えについて考えていきます。 第63回 成功に結びやすくなるために参考になる、塾長お勧めの本をご紹介します。 »