最初と最後に最高の自分を
小学生の作文授業である「作文要言」では文章の「暗誦」が課せられるのだが、生徒によって暗記の仕方が異なるのが興味深い。文章に書かれている様子をイメージしながら覚える生徒や、内容なんてお構いなし!といった具合に力づくで覚えてしまおうとする生徒がいて暗記の仕方にも個性があわられている。見ていてとても微笑ましいのだが、後者の暗記法は心許ない。みなさんご察しの通りで、暗誦精度率が低い。特に文節の終わりや、文章の最後あたりになると元の文章を忠実に言えない。終わりの方になると力を抜いてしまうのか、言いはじめの勢いはどこへやらである。終わりは慎重になろうという覚悟が必要なのだ。
物事は最初と最後で決まる。問題を解くのもそう。テストもそう。仕事もそう。飛行機のフライトはとてもわかりやすい好例だ。
すべての教室に貼られている、まなび研究所の哲学である「最初と最後に最高の自分を」について説明した。小学生たちはこの意味を深く理解してくれたようであった。
2016/04/08 Category | blog